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社員インタビュー
営業推進・商品開発
K.A.
乾物乾麺MS部
乾麺課
2022年入社 | 経営学部 卒
※取材当時
入社前のことを教えてください
大学時代は「行動力のある学生」だったと思います。SNSでサステナブルな取り組みを知ったことをきっかけに、環境問題を自分ごととして考えるようになりました。そこで仲間と一緒に企画したのが、大学構内で1日に使われるペットボトルを可視化するイベントです。ゴミ箱から1本ずつ取り出して洗い、乾かして吊り下げる。そうして集まったのは、わずか1日で約2,000本になりました。それを日本地図や世界地図の形に並べ、「私たちは毎日これだけのゴミを出している」と伝えました。この取り組みをきっかけに、後輩たちの代でマイボトル対応のウォーターサーバーが導入され、小さな行動が大きな変化を生むことを実感しました。
この経験から、社会の仕組みをより良く変えられる仕事に就きたいと考え、食品業界に絞って就職活動を行いました。日本アクセスとの出会いはアルバイト先のコンビニエンスストアのバックヤードに置かれている折りたたみコンテナに日本アクセスのロゴを見かけたのが最初の出会いです。調べていくうちに、業界をリードする存在でありながら温かく誠実な社風を持つ会社だと知り、社員の真摯な人柄に触れて、「この人たちと一緒に働きたい」と思えたことが入社の決め手でした。
現在の仕事内容を教えてください
日本アクセスで“食の架け橋”を担う仕事をしています。私が所属する乾物乾麺MS( マーチャンダイジング・マーケティング&ソリューション)部は、メーカーと小売企業をつなぎ、商品開発から販売提案、イベント運営まで幅広くサポートする部署です。乾麺や乾物といった日本の伝統食品を、より多くの人に楽しんでもらうために、市場のトレンドを捉え、提案や企画を通して新たな価値をつくる役割を担っています。その中で私は、乾麺を中心にメーカーとの商品開発、営業資料や見積書の作成、展示会や乾麺グランプリの運営などを担当しています。数字や流通データだけでなく、現場で感じた声をもとに消費者に届くかたちを考えるのが自分の仕事です。
仕事の魅力を教えてください
乾物乾麺MS部の仕事の魅力は、「商品の奥深さ」を知り、その魅力を一人でも多くの人に伝えられることです。乾麺と一口に言っても、うどん・そば・中華麺など種類はさまざまで、メーカーや生産者も全国各地に存在します。地域ごとに原料や製法、味わいが異なり、その土地でしか出会えない乾麺も数多くあります。
そんな一つひとつの商品を知ることから、私の仕事は始まります。乾麺は、見た目や太さ、食感がほんの少し違うだけでも印象が大きく変わる繊細な商品です。メーカーの方々と意見を出し合いながら理想の味を追求し、試作を重ねた商品が完成し、店頭に並んだ瞬間は何よりの達成感があります。さらに、展示会や乾麺グランプリなどのイベントを通してお客様の反応を直接感じられることも、この仕事ならではのやりがいです。
成長を実感できていることを教えてください
入社当初は、商品知識や商談の流れを覚えることで精一杯でした。提案書を作成するにも、どんな情報をどの順番でまとめればいいのか分からず、一つひとつ先輩に確認しながら進めていました。仕事を重ねるうちに、相手の立場で考えることの大切さを実感しました。メーカーの方が何を伝えたいのか、営業担当がどんな提案を求めているのかを意識して準備をするようになり、徐々に自分から『こうした方が分かりやすいのでは』と意見を出せるようになりました。
また、乾麺の特性を理解するほど提案の幅が広がるのを感じます。今では、営業やメーカーと協働しながら企画を進める中で、周囲を巻き込みながら形にしていく推進力が身についたと感じています。
今後の目標を教えてください
お客さまの売り場を活性化させ、お客さまの発展に貢献できるようになりたいと考えています。これまでの経験を通して、乾麺に関する知識や提案スキルは一定身についてきたと感じています。もちろん、これをさらに突き詰めていくという方向もありますが、私はそれに加えて、スーパーマーケットごとの特徴や地域性に合わせた売り場づくりの提案をしていきたいと考えています。商品の配置やゾーニング、季節ごとの販売手法など、店舗運営に合わせた提案を通じて、売り場の活性化を支援し、ひいては日本アクセス全体の価値を高めていきたいと思います。
また、新しい商品を見つけるだけでなく、自ら開発に携わり、乾麺文化を次の世代につないでいくことも今後の目標です。地域ごとに異なる味わいや製法を学びながら、現代のライフスタイルに合った商品を提案していくことで、より乾麺の魅力を広げていけるようになりたいです。
最後にもう一言!おいしいひらめき
私が開発に関わった『伝家の包丁切り中華麺』は、通常の中華麺とは異なり、包丁で切ったような独特の切り方をすることで、心地よい食感と深いおいしさを実現しています。この発想のきっかけは、メーカーさんの工場を訪れたときにありました。実際の製造工程を見学する中で、ふと目にとまった特殊な切り方に興味を持ち、「こうすればもっとおいしくなるのでは?」というひらめきが生まれたのです。もちろん偶然の気づきもありますが、それ以上に、自ら足を運び、現場を観察しようとした行動力がこのアイデアを生んだのだと思います。行動すること・観察することの大切さを改めて実感できた経験でした。
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