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社員インタビュー
営業
O.K.
広域チェーン第6営業部
営業第1課
2020年入社 | サービス産業学部 卒
※取材当時
入社前のことを教えてください
大学では「将来、食に関わる仕事に就きたい」という思いから農学部へ進学しました。中でも印象に残っているのは、水産系研究会での活動です。会長として年に2回、仲間と一緒に素潜りで魚を捕まえ、大学内で水族館を開くという少し変わった企画を行っていました。自分たちで魚を探し、展示し、来場者に説明をする。そんな経験を通じて、“自分で動き、形にすることの面白さ”を強く感じました。
魚や生き物への興味が広がるうちに、「食」というテーマにも自然と惹かれていきました。将来から逆算して「食に近い学びを」と考えた結果、農学部を選び、就職活動では食品業界を中心に活動。食品メーカーと卸の両方を見ていく中で、「扱う商品が多く、飽きることがない」という点に魅力を感じ、卸業界を志すようになりました。その中でも日本アクセスを選んだのは、ドライ商品や要冷品といった明確な強みを持ち、何より面談で出会った社員の方々の明るさと人柄に惹かれたからです。“この人たちと働きたい”と心から思えたことが、最終的な決め手になりました。
現在の仕事内容を教えてください
日本アクセスの“全国チェーンとの取引を支える”仕事をしています。広域チェーン営業部は、全国に展開するスーパーマーケットやディスカウントストアなどの大手小売りチェーンを担当し、取引の最前線で日本アクセスの総合力を発揮する部署です。お客さまの課題やニーズに合わせて、商品提案から企画開発まで幅広く関わり、売上拡大や新たな価値創出を担っています。
その中で私は、家庭用ドライ商品(常温で保存できる食品)を担当しています。醤油や味噌などの調味料、乾物、カップラーメン、飲料など、スーパーの常温棚に並ぶ商品を中心に、メーカーとお客さまの間に立って提案営業を行っています。お客さまからの要望に応じて商品を提案するだけでなく、「こういう新しい商品を一緒に作りませんか」といった企画段階から関わることもあります。プライベートブランド(PB)やコラボレーション商品の開発提案などを通して、“日本アクセスだからこそ”生み出せる付加価値をお届けできるよう、日々挑戦しています。
仕事の魅力を教えてください
この仕事の魅力は、多くの人と喜びを分かち合える瞬間があることです。メーカーさんがいて、お客さまがいて、そしてその間をつなぐ日本アクセスがいる。私たちの提案から生まれた商品が店頭に並び、多くのお客さまに手に取っていただけたとき、関わった全員で成果を分かち合えるのが何よりのやりがいです。
近年では、全国に展開する大手小売りチェーンとメーカーが協力し、新しい商品や売り場を生み出す取り組みも増えています。SNSで話題になるようなヒット商品が生まれたときには、「自分の仕事が社会に届いた」という実感が得られます。一つの提案が形になり、誰かの生活をちょっと豊かに変える。そんな瞬間にこの仕事の面白さを感じます。
成長を実感できていることを教えてください
この仕事を通じて感じる成長は、「メーカーの視点で考えられるようになった」ことです。最初の頃は商品を「仕入れて販売する」存在でしたが、今ではPBや共同企画の提案を行う中で、製造工程や包材の調達、コスト構造まで理解できるようになりました。メーカーさんと同じ目線で議論できるようになったことは、自分にとって大きな変化です。
また、日々寄せられる多様なご要望に対し、スピード感を持って対応し、最適な提案に導く力も磨かれました。お客さま・メーカー・自社、三者の想いを調整しながら一つの形にしていく過程には難しさもありますが、その分「自分の成長を実感できる瞬間」が確かにあります。毎日の積み重ねが、そのまま自分の成長につながっていると実感できる仕事です。
今後の目標を教えてください
今後は、営業という枠を越えて幅広い経験を積みたいと考えています。現在は家庭用ドライ商品を担当していますが、日配品などの他カテゴリーや、商品部での仕入れ・企画などにも挑戦し、多角的な視点と判断力を養っていきたいです。そのうえで、将来的にはチームをまとめる立場として、より大きな商談やプロジェクトをリードできる存在を目指しています。
もう一つの目標は、日本の食文化を次の世代につなぐ仕事をしていくことです。名古屋で働いていた頃、地域の伝統的な調味料メーカーが縮小していく現実を目の当たりにしました。長く受け継がれてきた味や技術が失われてしまうのは、本当に悲しいことだと感じました。卸としてメーカーと小売りをつなぐ立場だからこそ、地域の“おいしさ”を支え、未来へとつないでいける。そんな役割を果たせる人間になりたいと思っています。
最後にもう一言!「競う」だけでなく「支え合う」文化がある
入社して感じたのは、「競う」だけでなく「支え合う」文化がある業界だということです。学生の頃は、競合はライバルであり戦うだけの相手だと思っていましたが、実際に働いてみると、同じお客さまを支える“仲間”という感覚の方が近いと感じます。扱う商品や得意分野はそれぞれ違っても、目指す先は「お客さまのために何ができるか」。そうした共通の目的があるからこそ、競合同士でも自然に助け合い、協力し合える関係が生まれています。
この仕事を通じて、ビジネスは人と人との信頼で成り立つものだと実感しました。数字を追うだけでなく、関係を築きながら一緒に成果を喜び合える——そんな温かい世界が、食品卸業界の魅力だと思います。
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