海外事業

O.R.

海外事業部
海外事業推進戦略課

2010年入社 | 外国語学部 卒

※取材当時

入社前のことを教えてください

学生時代は、国内外を問わず旅行に行くための資金を貯めようとアルバイトに励んでいました。旅行先の中で最も印象に残っているのは、アメリカのグランドキャニオン。雄大な自然を前にして、人生観が変わるような感動を覚えました。
また、中国に語学留学をした際に、現地の友人たちが日本の食品をとても喜んでくれたことをきっかけに、日本の食や技術を世界に広める仕事に就きたいと思うようになりました。就職活動では食品業界を中心に見ており、食品メーカーも検討しましたが、一社の商品だけでなく、さまざまなメーカーの魅力ある商品を扱える食品卸業界に惹かれました。なかでも日本アクセスは、当時から海外事業に力を入れ始めており、自分にも挑戦のチャンスがあると感じた会社です。そして何より、説明会で出会った社員の方々が明るく、仕事を心から楽しんでいる姿が印象的で、「ここで一緒に働きたい」と思い入社を決めました。

入社から現在までのキャリア変遷を教えてください

入社~5年目
埼玉支店
物流 受注・発注業務
6年目~
本社
営業推進 営業担当のサポート
7年目〜
本社
経営企画 会社全体の経営方針施策や組織づくりに取り組む
11年目〜
本社
営業推進 MD戦略の推進、仕入政策の統括管理
12年目
出産・育児休暇
13年目〜
本社
営業推進 時短勤務で子育てと両立
15年目〜
本社
海外営業 現在

現在の仕事内容を教えてください

現在は、海外事業部の海外事業推進戦略課に所属しています。この部署では、メーカー・流通小売・外食チェーンなどのお客さまが海外へ進出する際に、日本アクセスとしてどのような形で伴走できるかを企画・立案しています。メーカーと取り組んだ日本商品の輸出拡大はもちろんのこと、全社の海外事業拡大を目指し、外食チームやロジスティクスチームも巻き込みながら検討を進めています。
また、当課にはもう一つの大きな役割があります。それは、全社の海外事業を横断的に把握し、よりスムーズに連携できる仕組みを整えることです。現在は、日本アクセスとしての物流ネットワークを海外にも構築できないかを検討しており、お客さまが「アクセスと組む意義」をより感じられる体制づくりを進めています。

仕事の魅力を教えてください

この仕事のいちばんの魅力は、就職活動のときに思い描いていた「日本の食品を海外に届ける」という理想を、今まさに形にできていることです。社内のさまざまな部署やお客さまを通じて、海外の人々が日本の食品を手に取るきっかけをつくる、そんな瞬間に立ち会えることに、大きなやりがいを感じます。
また、会社として海外事業を中期経営計画の柱に据え、今まさに本格的な拡大フェーズを迎えています。食品卸業界の中では後発ですが、その分、自分たちの手で実績を積み重ね、道を切り拓いていく面白さがあります。ときにはプレッシャーもありますが、「いま自分たちが日本アクセスの海外事業の未来をつくっている」という実感こそが、この仕事の大きな魅力です。

成長を実感できていることを教えてください

成長を実感するのは、海外の商談相手とのコミュニケーションを通じてです。異動して間もない頃、ある取引先にメールで質問を送ったところ、全く関係のない回答が返ってきたことがありました。意味が分からず上司に相談したところ、「相手にとって都合の悪い話題だったのかもしれない。わざと話を逸らしているんだよ」と教えられました。
最初は驚きましたが、これをきっかけに「語学力だけでなく、文化や価値観の違いを理解することこそ大切だ」と気づきました。それ以来、相手の背景や意図を汲み取りながら話を進めることを意識し、やり取りの質が大きく変わりました。文化の違いを学び、柔軟に対応する力が身についたのは、まさに現場でしか得られない成長だと感じています。

今後の目標を教えてください

社内の人たちの挑戦心に、少しでも勇気を与えられる存在になりたいと思っています。私には現在3歳の息子がいます。子育てをしながら仕事を続けることは大変だと思われがちですが、実際にやってみると、工夫次第で十分に両立できると感じています。「O.R.さんでもできるなら、私にもできるかもしれない」――そんなふうに思ってもらえるような身近なロールモデルでありたいです。特別なことではなく、日々の仕事を丁寧に積み重ねることでキャリアを築いていける。その姿を通して、女性社員がより多くの可能性を描ける環境づくりに貢献したいと考えています。
そして将来的には、日本アクセスにおける女性管理職のさらなる活躍を後押しし、この会社の新しい可能性を切り拓いていきたいです。

最後にもう一言!手紙がつないだ温かな絆

今の部署に異動する前、経営企画に在籍していたときに、設立30周年記念イベントの企画運営を担当しました。25周年の際は開発商品の詰め合わせを社員に配布していましたが、「今回は更に何か新しい取り組みを」と考え、チームで話し合いを重ねました。
最終的に生まれたのが、「社員から社長へ手紙を書こう」という企画です。記念品に同封するかたちで、任意であったため「100通ほど集まれば十分だろう」と思っていたところ、結果的に300人以上の社員が手紙を寄せてくれました。社長はそのすべてを一通一通、丁寧に読んでくださったそうです。この経験を通じて、社員一人ひとりが会社のことを大切に思い、“感謝”の気持ちをもちながら支え合っていることを実感しました。会社の“温かさ”を改めて感じた、忘れられない出来事です。

MY WEEKLY SCHEDULE

O.R.の一週間のスケジュール表