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社員インタビュー
物流企画
S.H.
西日本営業部門
物流統括部 物流企画課
2020年入社 | 文学部社会学科 卒
※取材当時
入社前のことを教えてください
大学時代はダンス部に所属していて、仲間と作品を作り上げることに夢中になっていました。練習だけでなく、イベントの企画や衣装づくりなど、自分たちの手で何かを形にしていく経験を通して、「人と協力して動くことの面白さ」を強く感じていました。そんな大学生活の中で印象的だったのが、新入生歓迎会で出会った先輩の存在です。その先輩はフィールドホッケー部のマネージャーで、穏やかで頼れる姿に憧れて「自分もこんなふうになりたい」と思い、私もマネージャーとして活動を始めました。仲間のために裏方として支える楽しさを知ったのもこの経験がきっかけでした。
就職活動では、そんな“誰かを支える喜び”を仕事にしたいと考えるようになり、食品業界に興味を持ちました。いくつかの企業の座談会や説明会に参加する中で、日本アクセスには「この人たちのようになりたい」と思える先輩がたくさんいて。雰囲気の温かさや、食を通じて社会を支える姿勢に惹かれ、「ここで自分も成長したい」と強く思いました。
現在の仕事内容を教えてください
日本アクセスの「物流の仕組みをデザインする仕事」をしています。物流企画課は、全国各地にある物流センターの新設や改修を企画・推進し、営業や現場の意見をもとに最適な物流体制を整える役割を担っています。その中で私は、近畿から九州にかけてのセンター立ち上げや改修プロジェクトに携わり、立地や規模、配送エリア、収支シミュレーションなどをチームで検討し、経営層に提案する企画書をまとめています。倉庫のレイアウトや作業動線を設計する際は、現場で働く方々の安全性や快適さにも配慮しながら検討を重ねます。多くの人の想いを一つにし、実際にセンターが稼働した瞬間には、言葉にならない達成感を覚えます。
仕事の魅力を教えてください
物流は、人と人の力で動いている。この仕事の魅力は、その実感を日々得られることです。一つのセンターが立ち上がるまでには、営業・現場・協力会社・本社の職能部署など、数えきれない人が関わります。部署や立場を超えて同じ目標に向かう中で、「一人ではできないことが形になる瞬間」に、ものすごくやりがいを感じます。例えば、現場スタッフの方が「この動線なら作業が楽になった」と笑顔で話してくれたときや、センターが無事に稼働して最初のトラックが出ていく瞬間。自分の仕事が確かに誰かの役に立っている——そんな実感が、この仕事の一番の魅力だと思います。
成長を実感できていることを教えてください
物流企画の仕事を通して、「数字を読み解く力」と「人を動かす調整力」が確実に身についたと感じています。センターの立ち上げや改修は、数億円単位のプロジェクトになることも多く、電力コストや建屋レイアウトの試算など、数字一つで結果が大きく変わります。最初の頃は想定が甘く、設備コストが膨らんでしまうこともありましたが、その経験を経て「数字の背景を読む力」が鍛えられました。今では、単に数字を並べるのではなく、現場の方々の働きやすさまで含めて考えるようになりました。
また、部署や立場を越えて多くの人と協力しながらプロジェクトを進める中で、「調整力」も磨かれました。関係者が多いからこそ、何を誰に、どのタイミングで伝えるかが重要になります。以前は自分一人で抱え込んでしまうこともありましたが、今では「この人に聞けば早い」「ここは先に共有しておこう」と自然に動けるようになりました。失敗も糧にしながら、周囲との信頼関係を築けるようになったことが、自分にとって大きな成長だと思います。
今後の目標を教えてください
今後は、現場の声を活かした“仕組みづくり”にもっと挑戦していきたいです。これまでの経験で、物流は「人」が中心にあると感じました。どんなに最新のシステムを入れても、実際に動かすのは人であり、使う人が納得できる形で設計しなければ本当の意味での改善にはなりません。だからこそ、現場の方々の動きをしっかり見て、働きやすさを生み出すような企画を考えたいと思っています。
また、データ分析やシステム設計にも興味があるので、数字をもとに課題を可視化し、より効率的な仕組みをつくる力を身につけたいです。現場と仕組みの“橋渡し役”として、チームの一員としても個人としても成長を続けながら、日本アクセスの物流をさらに進化させていけたらと思っています。
最後にもう一言!いつの間にか建築知識が…!
物流企画の仕事では、センターの新設や改修の際に、デベロッパーの方や建築会社の方と一緒に土地や建屋の構想を考えます。どんな建物を建てるのか、どんな機器を入れるのか、電気をどうつなぐのか——打ち合わせを重ねる中で、自然と建築や設計の知識が身についていきました。最初はまったく分からなかった専門用語や図面の見方も、繰り返すうちに少しずつ理解できるようになっていく。その過程では、わからない単語や仕組みを上司に教えてもらったり、部内で勉強会を開いてもらったりして知識を深めました。その積み重ねが、今では仕事の楽しさのひとつになっています。
食品卸の会社で物流センターに関わる中で、思いもしなかった分野の知識が増えていく。そんな“想定外の学び”があるのも、この仕事の面白さだと思います。みなさんも日本アクセスで働く中で、自分でも気づかなかった新しい興味に出会えるかもしれません。
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