川邉 彩乃
生鮮MD部
生鮮推進・開発課
2011年入社 心理学部卒
※取材当時
学生時代は心理学を学び、専門性を仕事に生かそうと公務員の専門職試験を受ける一方で、漁師だった祖父の影響から水産関係の仕事に興味を持つ。生鮮食品の専門商社であり、幅広い事業を行っていた伊藤忠フレッシュに入社後、2011年10月、経営統合により日本アクセスに転籍。
私の仕事は
美味しいを
つくって広げる仕事。
商品開発に携わる私の役割は、「売れる商品」を開発することです。商品開発は、まずマーケット調査から始まりますが、もっとも重要な要素は“気づき”です。デスクだけではなく、レストランで食事をしていてアイディアが思いつくようなこともあります。例としては、サラダチキンが人気であることに注目し、同じように加熱せずそのまま盛り付けられるシーフード商品を開発したことがあります。そして、気づきをもとに構想ができた後は、原料や工場の選定を行い、製造までの一連のプロセスを形にします。
また、主力となって商品を売るのは営業の方々ですが、魅力のない商品であれば、同じ社内の人間とはいえ見向きもされないことでしょう。商品を開発するだけでなく、まずは営業の人に「売れる!」と思ってもらえるよう、社内でコミュニケーションを取って魅力を発信することも大切です。
私の仲間&職場は〇〇です!
情に厚い
市場などに行くと特に顕著ですが、生鮮事業に関わる人たちは人情味に溢れた人が多いと感じます。仕事柄、時に言葉が乱暴なこともありますが、根は親切な人ばかりです(笑)。市場の方々と接するので、私の職場の仲間たちも声が大きく、他の部門と比べて少し雰囲気が違うかもしれません。ですが、少なくとも、私が分からないことを質問して、「そんなことも知らないの?」などと言われたことは一度もありません。商品開発の仕事自体は、単独作業も多いのですが、相談はとてもしやすく、風通しは非常に良い環境です。
私は今〇〇にワクワクしています!
工場との関係構築
開発した商品を実際の工場の製造ラインに落とし込むためには、工場と良好な関係性が構築されていないといけません。そのためには、工場の方々と対等にビジネスの話ができなければなりませんし、安全管理や食品表示の知識、さらには製造現場や機械についても、知識を蓄えておく必要があります。その分野のプロの方と対等に話をするには交渉力も知識も求められますが、製造現場のことを勉強するのは楽しく、工場の方々から認められて頼られるようになるのが嬉しいです。
私のビジョンは
全国に開発商品を広げる
私の目標は、日本アクセスが開発した商品を日本全国のスーパーやレストランに並べることです。さらに、それが自分の開発した商品であれば、言うことはありませんね。私たちが良い商品を開発できれば、営業の方々も自信を持ってお得意先さまに提案ができますし、そうすると結果として、多くの人たちに日本アクセスの商品を届けることが可能になります。「美味しくて値頃な商品」が売れるのは間違いないものの、未来のトレンドやニーズも読み解きながら、お得意先さまやお客さまが求めている商品を先取りして世に送り出していきたいです。