クロス×トーク

L∞p編

「L∞P(ループ)」とは、社員自らつくった企業理念を浸透させるために発足した社内横断プロジェクトのこと。1期から3期までのプロジェクトメンバーが集い、L∞Pの意義や想いを語り合いました。

プロフィール

  • 清水 賢裕

    2001年入社
    経済学部卒

  • 内藤 さおり

    2015年入社
    医療保健学部卒

  • 川﨑 大

    2015年入社
    商学部卒

  • 遠藤 玲

    2019年入社
    日本語学科卒

talk.1

私たちが社内横断プロジェクトL∞Pに参加した理由

日本アクセスは2012年に社員主導で企業理念を再構築しました。L∞Pとは、新しい企業理念を全社員に浸透させるために始まったプロジェクトです。私は当時、これから理念経営がますます重要になると考えてプロジェクトに参加しました。

私は2期生ですが、私自身も日本アクセスの企業理念に惹かれて入社を決めたので、L∞Pの取り組みには以前から注目していました。1期メンバーの先輩が「理念について議論しあうのは楽しいよ」と熱く語ってくれたので、機会があればぜひ私も参加したいと思っていました。

私はL∞Pの前に社内横断のダイバーシティ推進プロジェクトに参画しており、全国の部署の社員たちと一緒に取り組む楽しさを体験していました。ちょうどそのプロジェクトが終わった頃にL∞P3期生の募集があり、応募を決めました。

私も川﨑さんと同じく3期生です。私は2019年の中途入社で、他の部署とのつながりが欲しいと思っていたところ、L∞P3期生の公募メールが届いてすぐに応募しました。軽い気持ちで応募したのですが、「応募してくれて嬉しい!」という熱いメールが返ってきて、こちらも嬉しくなりました。

1期生の私からすると、L∞Pに興味を持ってくれる人が広がってきて感慨深いですね。私がプロジェクトに参加した時は、まだ名前すらなくて、象徴的な名前をつけようと何日もかけて議論を交わしました。最終的に決まったL∞Pという名前には、「企業理念の浸透には終わりがない」という意味も込められています。

企業理念は、言葉を作っただけでは浸透していきません。浸透活動がないと額に飾られているだけの言葉ですよね。

その通りですね。一人ひとり企業理念の理解度は違います。L∞Pのメンバーの中でも理解度には差がありました。だからこそL∞Pを通じて、企業理念浸透に取り組み続ける必要があるわけですね。

対談イメージ

talk.2

多様なメンバーが集うプロジェクトに発展

L∞Pのプロジェクト初期は「まもる・つなぐ・つくる」という言葉の意味をひとつずつ紐解きながら、社員全員に企業理念を浸透させるための施策を考えました。私の中で印象深い施策のひとつがキッズスクールです。社員の子どもにお父さん・お母さんがどんな仕事をしているのか知ってもらう企画で、仕事体験を通して楽しみながら学ぶ様子を見ることができて、こちらも嬉しかったです。

2期からはプロジェクトの参加メンバーが広がって、全国の支店からも参加するようになりました。そして1期の方々が作ってくれたキッズスクールや展示会への家族招待といった施策をより良いものにするとともに、新しい施策も考えました。その一例が企業理念紹介動画の作成です。会社の歴史や、企業理念の再構築の背景、理念の内容などを紹介する映像なのですが、全社に発信した際、1期メンバーの方から「ジーンと来た」と声をかけてもらえたのは嬉しかったです。

私たち3期はコロナ禍と同時期のスタートという難しい状況でした。キッズスクールや展示会への家族招待といった施策ができない中で何ができるのかを考えました。企業理念を浸透させるために本当に必要なものは何かを改めて考えることになりましたね。

そうした中で私たちが実施したのは、社内向けの情報サイトの整理や、役員へのインタビュー動画の制作などです。改めて企業理念について考えてもらうきっかけづくりを意識しました。社内SNSを活用した情報発信や、「企業理念川柳」の公募も行いましたね。川柳はいろいろな部署や新入社員からの応募もあり、「こんなに反応があるなんて!」と驚きました。

「企業理念川柳」応募先品

「企業理念川柳」応募先品

展示会の様子

展示会の様子

今はストップしているキッズスクールや家族招待などの施策についても、再開を希望する声をもらうことがあります。コロナ禍が落ち着いたら、ストップしていた施策も再開して、活動を加速したいですね。

1期と今で大きく違うのがメンバー同士のコミュニケーションです。L∞Pにはいろいろな部署・職種・年代の人たちが参加しており、支店のメンバーとはオンラインでのやりとりです。多様化する中で、どうやって一体感を強めようかと悩んでいます。

フェーズが変わったからこその難しさですね。1期の頃は近い年代のメンバーばかりでしたが、今は多様な人たちが参加していますよね。企業理念を全社員に浸透させていくという目的からすれば、良いことでもあると思います。

2期でも全国の支店からメンバーが集まったので、温度差がないようにコミュニケーションを取りながら、意見をまとめていく難しさには直面しました。ですが、清水さんの言う通り、メンバーに多様性が生まれていくのは良いことです。

たしかに部署や年代を超えていろいろな人たちと議論するのは私も楽しいと感じています。普段接しない人たちとも関われるのは、社内横断プロジェクトならではの醍醐味です。

そうですね。私たち自身がプロジェクトを楽しんで、次の公募の時には今以上に多くの人から応募してもらうことも目標のひとつです。

対談イメージ

talk.3

企業理念浸透を通じて、より良い会社をつくっていく

L∞Pを通じて、会社をより良くしようとして本気でぶつかりあえる人たちがいることは素晴らしいことだと思いました。ハードルは沢山ありましたが、同じ想いを持つ仲間たちと切磋琢磨できたことは良い経験になりました。

私も社内横断プロジェクトで年齢層も部署もエリアも違う人たちと会って、日本アクセスという会社のことをより理解できるようになりました。社員が企業理念を再構築して、さらに自分たちで浸透させていく。そんなチャンスを与えてくれる会社に入社して良かったと改めて思いました。

日本アクセスには多くの社員が在籍しており、一人ひとりが違う価値観を持っています。多くの人が集まると、意見がぶつかることもありますが、大きな力になるのだと実感しているところです。そして、その大勢の社員の拠り所になる企業理念を浸透させるという取り組みの重要性も、ますます感じるようになりました。

そうですね。L∞Pには多様な人たちが集まっていて、みんな違いがある中でも助け合っています。部署やエリアを超えて助け合う経験が積めたことで、日本アクセスという会社のことがより好きになりました。

プロジェクトの中で、「良い会社って何だろう」と話し合ったことがありました。その時に浮かび上がってきたのは、働きがいがあって、家族に誇れる会社であるということ。企業理念が浸透していけば、日本アクセスはもっと良い会社になるはずです。

それは間違いありませんね。企業理念というのは、悩んだ時に寄り添ってくれる拠り所です。灯台のようなものだと言ってもいいかもしれません。企業理念に立ち返って仕事をすることで、一歩踏み出せることもあります。企業理念は、私たち一人ひとりにとって大切なものだということは伝えたいですね。

それこそL∞Pという活動の意義ですね。企業理念を浸透させていくため、これからもっと多くの人にL∞Pに参加していただきたいです。もちろん新入社員の方々も歓迎ですよ!

対談イメージ